価格弾力性と所得弾力性について

経済学には、客観的な分析と主観的な分析の2種類があります。

客観的な分析とは、だれにも平等で同じである価格です。完全な独占状態であれば、メニューに値段を書かず、お客さんを見て価格を決めることもできるでしょうが、実際は、そうは行きません、せいぜい映画館の大人料金と子ども料金などの差別価格を設定することが精いっぱいで、通常はどのようなお客様であれ、みな同じ値段で購入することになります。

また、どのようなお金持ちでも、商品の値上げは、損した気分になりますし、値下げはお得な気分にさせてくれます。

消費者余剰とは、その商品に支払ってもいいと考える値段と、実際に支払う金額との差の集積とされます。したがって、値下げは消費者余剰の拡大を意味します。

いっぽうで、日本のみならず、このコロナ禍においてますます所得の格差が拡大しているというニュースが報道されています。所得とは一人ひとり、世帯単位ではかられますので、かなりの格差があります。

所得はそれぞれのご家庭によって違いますので、こちらはかなり主観的な要素に影響を与えることが予想されます。

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